変化と成長のあいだにある恐怖をなくすこと
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変化と成長のあいだにある恐怖をなくすこと


生後半年ほどの子どもの動き(成長)を見ているとできることがどんどん増えているのがわかる。


昨日までしていなかった動作ができるようになっていたり、動くものを目で追うようになったり。1つ1つの挙動をつぶさに観察するととても面白い。なのでブログを書くのもどんどん遅れている毎日です。(充実してます)


そばで見ているとできることが増えるという変化を楽しんでいるように感じます。目の前にある物を握るという動作ができるだけでもニコニコしてますし、それが音の鳴るおもちゃやぬいぐるみなら尚更。ブンブン振って音を鳴らしてキャッキャッ言ってます。(かわいい→そして時間が溶けていく)


赤ちゃんの場合、変化と成長が比例関係にあるようなもの。できることが増えるという変化は成長とも言える。なので楽しい。どんどん変化してどんどん成長するという正のスパイラルに入っている状態です。楽しいから変化する、変化するからさらに楽しい。




これが大人の場合少しややこしくなります。ここから本題。

大人の場合、変化と成長の間に「恐怖」が入り込んできます。

 

子ども:変化→成長

大人:変化→恐怖→成長

例えば夜型の生活習

夜寝る時間が遅い。健康になるために早寝早起きにしよう。よくある決意です。

確かに早く寝て早く起きる方が健康的にすこぶる良い。夜型人間というのはそもそも存在しませんので誰にでも当てはまる行動です。

「早寝早起きする」という変化に対して「健康になる」という成長がついてきます。これだけならとてもシンプルで良いですね。


変化:早寝早起き

成長:健康になる


しかし、この間にある『恐怖』が邪魔をします。

例えば「居酒屋に飲みにいく時間」「ひとりで晩酌する時間」「クラブ遊び」の時間を捨てることがあります。


恐怖:ナイトライフを捨てること


夜の時間を捨てるという恐怖が変化と成長の間に挟まってくるんですね。


ダイエットについても同じです。

ジョギングをしてダイエットをする。その間にジャンクフードをやめるという恐怖が入ってくる。そんな感じ。


変化:ジョギングを始める

恐怖:ジャンクフードを食べるという行為をやめる

成長:痩せる


変化は何かを始めることでもありますが何かをやめることでもあります。

良い習慣を始めるには悪い習慣を捨てなくてはなりません。


心理学では何かを得ることによる嬉しさよりも所有している何かを捨てる時の喪失感や悲しみの方が強いとされています。


これまで長年習慣化してきた行動を変えるのは恐怖もあるんです。それが例え悪習慣であったとしても。


この悪習慣を変えるという変化と良い習慣が身に付くという成長、その間の潜在的かつ無意識の恐怖を取り払うのは当院の仕事の1つでもあります。


変化:悪習慣をやめようとする

恐怖:悪習慣をやめることによる日常生活の変化←★ここ乗り越えるために当院が全力サポート

成長:良い習慣が身に付く

カラダが不調だと将来がんの罹患リスクが上がるとか変形性関節症になるだとかを理論的にお話しすることもあります。反対に悪習慣をやめることでどういった効能があるかを前向きにお話しすることもあります。ポジティブシンキングって結構大事です。


『変化しないことによるリスクと恐怖』『変化することによるメリット』の両方をお伝えしています。

そして、クライアントが前向きに変化する手段として施術やパーソナルトレーニング、人によってはハイキングを通じて自然の中に身を置くことなどその方に合う方法を生業として提案しています。


施術以外でもクライアントが恐怖を乗り越えて成長する=健康になる、方法であればなんでも良いです。自分の腕を過信しすぎても足元掬われますから。


クライアントが『変化しないことによる恐怖』に対して面と向かって立ち向かうこと。そして、変化しないことによる恐怖を乗り越えて健康と豊かさを享受する「成長」を促すこと。全ての活動はこれのため。


必要な変化を受け入れて恐怖を乗り越えることに楽しみを見出すこと。そしてそれを等身大で伝えていくこと。そんなお仕事をしています。


ちなみに誰もがいつかは迎える「老い」に対しても同じスタンス。


桜の開花に心躍るようになってきました。これも歳を重ねることによる変化と成長。


良い春です。

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