月に1回、50kmくらいのトレイルランニングをしています。大体12時間ほど。夜明け前スタートで夕方に終わるイメージです。子どもが寝る前に触れ合いたいので朝3時スタートとか。
目的は以下のようなもの
①体力低下予防
パーソナルトレーナーやアウトドアガイドをしているので体力低下は致命的。それの予防。
②説得力低下防止
トレーニング指導している人間が一般平均よりも運動能力が低かったら説得力がない。それの防止。
③リフレッシュ
12時間も遮二無二動き続ければイヤでも頭よりもカラダに意識がいく。そのため結果として精神的なリフレッシュになりその後の仕事や勉強の集中力向上に繋がる。
もちろん30分程度の運動でもリフレッシュになるんですが月1回くらいはガツンとやるとメルハリがあって今のライフスタイル的に心地良い。
④カラダの状態確認
月1回なのでそれまでの1ヶ月の過ごし方が走るペースやタイム、ツラさなどで体感できます。膝が痛い、腰が痛い、吐き気がするなど日常のちょっとした運動では出なかった症状が出たりすると「なぜそこに痛みが出るのか?」などと推測に繋がる。これも学びです。
⑤治療に活かすための人体実験
走る前や走っている最中に食べるもの、休憩中のストレッチやケアなどその都度テーマを持って走ることで理論との整合性を確認します。
これまでやってきたトレーニングやケアが活かされているかどうかは負荷をかけることで表に現れてきます。
④⑤が特に重要。今はただの趣味として走るよりもクライアントに還元できるような時間にしたいと思っています。
長時間の負荷でわかる歪み
今回のように12時間を超えるような運動は一般的ではありません。「やり過ぎ」の部類です。
ですがやり過ぎることで見えてくる世界もあります。
例えば走り始めて6時間で右膝が痛くなった場合。
トレイルランニングは登山道のような不整地を走るにしても基本は左右のバランスを取った状態での運動。
でも右膝だけが痛くなるということはどこかに歪みがあるということ。
それが足裏の硬さにあるのか、股関節の柔軟性、筋肉の弱化、はたまた内臓機能の問題など様々。
毎日1時間走っていても痛みが出ないとしてもそれが「=正しい動きができている」というわけではない。
痛みはある程度のラインまでは感覚に表れません。
よくある例えでコップに水を注ぎ溢れるまでは問題なし。満杯になってからたった一滴垂らすことで水がドバッと溢れる=発痛、そんな感じ。
もちろん過剰な負荷がかかり続ければ筋肉や靭帯の損傷は起こります。
ですが、人間の構造とトレイルランニングの特性から正しい動きができていれば50km程度なら局所的な痛みは出ません。(なんなら200km走っても局所の痛みは出ませんでした。経験談)
ちゃんと骨や筋膜などで身体を支えるような身体操作ができればランニングでケガはしません。それができていないから痛みが出るんです。
トレーニング不足、食事含めた生活習慣、ストレスなど全てが関わります。
大きく言うならば「生活の歪み」がカラダの痛みに繋がります。スマホ中毒なんて最たる歪み。
正しいケア、運動、栄養、そしてライフスタイルをすれば50kmなんて普通に走れるよ、ということです。別に特別な技術は要らない。
通常そこまでやる必要はありませんが私の場合、仕事ですからね。
身体や運動は当然ながら栄養や遺伝子、腸脳、土壌微生物、社会心理など健康に関するトピックを分け隔てなく知りそれを具体的に生活を通じて自らの健康をもって証明していく。
もはや整体師ってカテゴリーの人がやることじゃないなぁ、と自分自身面白がっています。(そもそも整体だけするつもりもないんですが)
とりあえず翌朝スパッと起きれました。調子良いです。はい。
Comments