根本的な「動き」を鍛えること
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根本的な「動き」を鍛えること


サッカージュニアユースチームのフィジカルトレーニング指導。毎月1回のペースですがなんやかんや2年ほど続けています。


コーチから聞く限り長期的な怪我で離脱する選手が今シーズンは0名。もちろん突発的なケガ(ボディコンタクトによる骨折など)はどうしようもないこともありますがともかく不調が少ないのは何より。


あ、ちなみに骨折に関しても未然に防ぐ可能性を高めることは可能です。通常のスポーツや障害と同じく栄養とカラダの使い方です。ここでは割愛。

 

指導はサッカー選手に向けてですがボールを使うメニューはやっていません。どちらかというと身体操作の初歩的な内容を行うことがほとんど。正直なところ全員カラダの使い方が下手くそなのでボールを扱う以前の問題です。


どんな競技でもその特定の能力を強化するにはその動作を続けるのが大事。

たとえばボールを蹴って相手の目の前に届かせるという能力。これは何度も試行錯誤しながらボールを蹴ることでその精度が上がっていきます。

練習でフリーの状態で蹴る、相手を背負った状態で蹴る、ゴール前5mの場面で蹴る、などとにかくいろんなシチュエーションで「蹴る」という動作を繰り返すことで身体と脳とが連動してどんな場面でも正しく相手にボールを届かせるように調整できるようになります。


しかし、そもそもの身体の使い方が下手くそだと練習量が多くても精度の上がり幅が少ない。例えるならカメラとレンズ。いくら高級なカメラ本体を使用していても接続しているレンスが傷だらけやら故障が起きている状態だと綺麗な写真は撮れません。カメラが壊れていてレンズが最先端、と言い換えても同じ。


大元の身体能力、空間認知や固有受容感覚(自分の体の位置の把握)、筋力や柔軟性など動物として根本的な能力の上にサッカーや野球、といった競技の専門技術やそれに必要な身体操作が載ってきます。


スポーツパフォーマンスは根本的な能力×専門技術の掛け合わせなので稀にプロの世界でも「下手くそだけど活躍する選手」が出てきます。身体能力のみでゴリゴリやれてしまうような選手。もしくは技術だけが秀でている選手。


これも悪くはないですが、長期的に活躍することは難しい。足元がうまいだけの日本人サッカー選手が海外で通用しないのはなんとなくわかるかと。怪我もしやすいですし。


土台である基本的な身体操作はサッカーでなくても他の競技に移っても活用できます。だって競技は違えど動く人間は変わらないんですから。


本当に運動神経の高い選手というはどんな競技や運動をさせても分け隔てなくこなせる選手。基本的な身体操作が上手だと同じ練習量でも会得するスピードが段違いに早い。なので大体どんなスポーツもできるんです。


3月から始めるパーソナルトレーニングでもこんなことを念頭に行います。


ただのダイエットなんて興味ありませんから。(痩せるには栄養とライフスタイルの改善が一番効果的でリバウンドしませんよ。実は)


本当の健康とスポーツパフォーマンスを高めたい方はぜひ


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